アルジェリアの世界遺産|アフリカ最大の国

みなさんはアルジェリアに行ったことはありますか?

アルジェリアにはサハラ砂漠やアトラス山脈など、思わず目を細めてしまうようなまばゆいばかりの大自然が広がっています。

アフリカ大陸の中でもっとも広い国土をもつというだけあって、山々の様相もかなりダイナミック。

あまり日本では知られていませんが、地中海を越えた先にスペインやフランスなどの情熱的な国々があるというだけあって、文化的にも似ている部分が多く、活気のある雰囲気が色濃くただよっている国です。

また、あまりアジアの人々にはなじみのない国であるアルジェリアですが、いざ行ってみると面白いものや美しいものがたくさん見つかります。

日本ではまずお目にかかれない不思議なものが数多く保存されているので、アルジェリアの文化を知りたいのであれば、手始めに世界遺産のラインナップから紐解いてみましょう。

まず、アルジェリアに6カ所の文化遺産と、1カ所の複合遺産があります(自然遺産は0カ所)。

文化遺産として保存されているのは、標高1000m以上の地点にあるムシラの世界遺産「ベニ・ハンマードの城塞」や、白亜紀に形成された標高300~800メートルの高原「ムザブの谷」、アラビアの言葉で“美しいもの”を意味するスポット「ジェミラ」。

さらに、アラビアの言葉で“荒廃した都市”を意味する名称の街「ティパサ」や、西暦100年頃に帝王によって建造された植民都市「ティムガッド」、そして、モスク(礼拝堂)や宮殿が保存されている旧市街「アルジェのカスバ」 。

他にも500キロメートル以上の長さを保つ山脈「タッシリ・ナジェール」のような複合遺産が保存されており、アルジェリアにしかない絶景を保存しています。

しかし、ここまで読んで「アフリカ大陸でもっとも広い国土をもつ割には、世界遺産が少ないような気がする」と勘づいた方もいらっしゃるかと思われます。

じつはアルジェリアは国土のおよそ80パーセント以上の場所が砂漠で覆われており、五分の一の空間に人々が生活しているような空間になっているのです。

そのため、世界遺産も国土に対してやや控え目な数を保有しているように見えるのですが、実際に生活空間として使われている国土はおよそ一割二割なので、国土の総面積に比べて世界遺産が少ないのは必然的なことだと言えます。

むしろそのような国土になっているのに、これだけの世界遺産が残っているのはかなり素晴らしいことかもしれません。

砂漠が好きな方には堪らないロケーションがどこまでも続いている国なので、砂漠が好きな方はぜひ世界遺産といっしょに観光してみてください。

ちなみにアルジェリアは他の国と比べれば比較的治安の良い国ですが、治安の悪い場所へ入ってしまうとかなり危険な目に遭う可能性があります。

もちろん、殺されてしまうようなことは滅多にありませんが、銃を持ち歩く人がたくさんいるので、銃で脅されてお金を盗られる可能性もありますし、女性などが一人でいると、誘拐ビジネスに巻き込まれてしまう可能性もなきしもあらずです。

男性でも優しそうな外見の方は狙われやすいので、道でよく絡まれるような男性も十分注意しましょう。

一応、治安当局の努力のかいあって、アルジェリアの治安は十年前とまったく違う案配にはなっていますが、治安の良い場所と悪い場所の差がかなりあるということは念のために覚えておいた方がよいかもしれません。

また、アルジェリアの世界遺産の周辺は、城壁で出来た要塞などで死角が多いためか犯罪が多発しています。

有名な観光地に行くと警備が万全であるかのように思い込みがちですが、決してそういったことはないので、気を抜かないよう注意が必要です。

女性同士やお子さん連れで観光するのであれば、なるべく治安の良い世界遺産を観光するのがベストです。